傷んだ天板に新しい命を…テーブル再塗装で蘇る木の表情
長年使い込まれたテーブルの天板。
塗膜は剥がれ、日焼けや輪染みも見られます。
木地がところどころ露出しているため大きな染みも目立ちます。
ここまで劣化が進むと、表面を軽く塗り直すだけでは美しく仕上がりません。
そこで、今回は全面研磨からの本格再塗装を行いました。
まずは、古い塗膜と汚れをすべて削り落とし、アク抜き、シミ抜きを行い素地をしっかり整えます。

木目の流れを乱さないよう、番手を変えながら段階的に研磨します。
ここでのひと手間が、仕上がりの艶と肌触りを左右します。

木地がきれいに整ったら、色合わせを行い、オーク本来の風合いを生かした着色を。
塗り重ねの工程では、均一な塗膜と深みのある艶を出すために、時間をかけて乾燥と研磨を繰り返します。
仕上がった天板は、光を受けてしっとりと艶めき、木目が立体的に浮かび上がるようになりました。
手で触れると、滑らかで心地よい感触。
「まるで新品みたい」とお客様にも大変喜んでいただけました。
家具は使い込むほどに味が出ますが、塗装が劣化すると木が傷みやすくなります。
しっかりと再塗装を施すことで、これからも長く安心して使っていただける一台に仕上がりました。
柔らかな電球の光が当たると、また違った表情になりますね。
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